星に願いを

Cocco( 真喜志 智子 ) 星に願いを歌詞
1.星に願いを

作詞:こっこ
作曲:柴草玲

歩みも甘い
拙い声
騒がないで
血飲み子ちゃん

浸ってないで
滲みたぐらいで
濡れたなんて
笑えるから

泥にまみれた
ままごと遊びなのね
夢物語り
逃げ遅れたのは誰?
おとぎの国
幻を見たの

願いは
流れ星よ 叶うものならば
激しく 降り続けて
月さえも落として
夜空を彩る想いなど
燃え尽きてしまえばいい
明けることもない
闇夜は 安らかに。

ひらかないで
ひろげないで
やさしい手で
触らないで

慰めないで
構わないで
労らないで
歩けるから

この胸が 腕が
髪が喉の奥で
継ぎはぎだらけで
紡ぎ始めている
涸れるほど泣いても
このままで

願いは
流れ星よ 叶うものならば
激しく 降り続けて
月さえも落として
夜空を彩る想いなど
燃え尽きてしまえばいい
明けることもない
闇夜は 安らかに。

わたしは
置き去りにされて
いくのだから
沈めて 戻れないぐらい
どうか 走って
空耳だけを頼りにして
ひどく濡れてる記憶は
あなたを また
ねぇ 探してしまうから。


2.かがり火

作詞:こっこ
作曲:こっこ

うだる暑さが
もう そこまで来てた

魘されている
羊の群れ

女々しくても
勇ましくても同じ

やさしい顔で
やさしい唄を吐いて
汚してあげる

※あなたに届かない
声ならいらない
一雫の血潮で
風を起こして
這うように
押し寄せて
答えだけ返して※

魚座にもなれない
水瓶は尽きて

過去を潤す
井戸は涸々

火をつけるなら
惨めな約束に

沖に漂う
砂糖細工の舟を
手招くように

あなたに抱かれない
夜ならいらない
瞼に“灰かぶり”
雨ざらしの女
底つきた
乞いならば
慰めて 壊して

(※くり返し)